2020-06-27
ウエディングドレスは使用した後にカバーに入れたままそのままクリーニング依頼先に持って行ったり送ったりする傾向があります。今回はクリーニングに出す前にご自分でチェックしておいた方が安心な事を5つご紹介しますのでこれからの参考にして頂ければ幸いです。
【5つのチェックポイント】
①ドレスが濡れていないか?・・・雨天や地面が濡れた場所で使用した事によりドレスに濡れたり湿った部分があるとクリーニング会社では受け付けてもらえない可能性が非常に高いのでご注意下さい(持ち込みならまず断られます)。ドレスが濡れているなと思ったら扇風機を当てるなどの対応で生地を乾かしてからお渡し下さい。
②取り扱い表示ラベルなどでおおよその繊維構成を確認する・・・素材の構成によってはクリーニング方法を間違えると生地の収縮や改善出来ないシワが沢山生じる原因になります。もちろんそうした判断はクリーニング会社は行っていますが、購入したご本人が自分のウエディングドレスにはどんな素材が使われているのかをほとんど知らない傾向があります。せっかくの機会ですからドレスの内側に縫い付けられている取り扱い表示を是非ご覧下さい。意外と様々な繊維が使用されている事に気付きます。万一、クリーニングの仕上がりがよくなかった場合にはそうした自分で把握している情報をもとに原因をクリーニング会社に確認を求めた方がクリーニング会社もより専門的な見解と理由を報告してくれる確率が高くなると思います。
③外せるパーツが付いたままではないか確認する・・・ご自分でも気付いていない「外せるパーツ」がないかを確認した上でそのパーツを外してクリーニングに出した方が安心です。外したパーツは別の袋に入れて個数を記載して一緒にクリーニングに出すのがベストです。国内ブライダル企業のオリジナルドレスには衿フリルが実はスナップで外せたりスカートのトレーン部分がファスナーで外せるもの、コサージュもスナップ式で簡単に外せるものがあります。一般のクリーニング店や取次店などに持ち込むとそうしたドレスの知識のない方がお預かりするケースもありますので、やはりご自分でドレスの構造や状態はクリーニングに出す前に実際に触りながらチェックした方が安心です。
④チュール素材の破れチェック・・・屋内使用中心だった頃と違い、ウエディングドレスは海外への持ち出しも含めて屋外で使用する機会が増えてきました。裾の汚れが多く付いてしまうのと合わせてチュール素材のドレスは破れた状態のものをお預かりする頻度が多くなっています。クリーニング作業でチュールが機械作用によって破れる事はまずありませんが、使用時の破れに気付かずにお客様がクリーニングに出してしまうと「どこで破れたか」という点で稀にトラブルになるケースがある様です。ドレスクリーニングジョイフルではクリーニング前に破れがあった場合はお客様にご報告の上、基本はそのまま現状維持で作業をさせて頂きます。
(お客様が簡易補修でも破れを目立たない様にして欲しいとご希望の場合は別途お見積りの上で対応もします。)
⑤脇周りに汗ジミによる変色がないか・・・使用後、早ければ数日の間にドレスの脇周りが汗やファンデーションの影響で薄茶色っぽく変色してくる事があります。こうした変色は通常のクリーニング工程ではほとんど改善出来ません。丸洗いとは別の工程を施す事で改善が出来ます。この工程はそれなりに手間がかかるものなので通常クリーニングメニューで除去できなかった場合はクリーニング会社から「このシミは取れませんでした」といったカードが付いて納品される事があります。価格が安すぎるクリーニングや、取次店に持ち込む場合はこうしたプラスアルファのシミは「取れなくても仕方ないシミ」という認識をされがちです。こうした「本来は除去できるシミ」を確実に除去してもらうにはご自分でクリーニングを依頼する時に「脇の周りが変色気味なので改善してほしい」とはっきり伝える事がポイントです。ご自分の希望を明確に伝える事で工程内での対応も変わってくる可能性がありますので是非こうした脇周りの変色などの改善については依頼するクリーニング会社にお伝え下さい。尚、こうした変色処理に対して追加工料を請求するクリーニング会社もありますが脇の変色処理程度で何千円も追加してくる会社には依頼しない方がいいと思います。脇周りの変色は工程こそ別作業が増えますが何千円も請求するレベルの作業ではありません。ウエディングドレスのクリーニングは特殊なクリーニングというイメージがある為に少しの追加工程で足元を見るような金額を別途請求する所もありますので十分ご注意下さい。
以上、おおまかに5つのポイントをご紹介させて頂きました。ドレスクリーニングは価格が一般の衣料よりも高額にどうしてもなってしまいます。思い出の大切な一着をクリーニング出すのですから今回紹介したこれらのポイントをご自分で確認し、諸々の疑問点や要望を的確に応えてくれるドレスクリーニング店を選ぶ事で皆様の満足に繋がる事を願っております。
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