ドレスクリーニングブログ

ロケーションフォトでのドレス取り扱いについて

2020-01-10

最近は屋内や挙式会場での前撮りの他に屋外で撮影するフォトプランが多くなってきています。

 

ご自分で購入したドレス、持ち出しのレンタルドレスでのロケーションフォト撮影でドレスが想像以上に汚れたり破れが生じてしまう原因を7つ挙げましたので参考にしてみてください。

 

【ローケーションフォトでの想定以上の汚れリスクが考えられる場所】

 

①濡れた道路やガーデン

 

②アスファルトの排気ガスなどを含んだホコリ系

 (カーボン系の不溶性の汚れが生地に擦り込まれてしまいます。)

 

③湿った赤土系の歩道や岩場

(鉄分が多い赤土系はしみ抜きでも完全に除去出来ないケースがあります。)

 

④雪の中の撮影

(溶けた雪に②が混じった強力な汚れが付いてしまいます。)

 

【ロケーションフォトでの想定以上の破れや損傷リスクが考えられる場所】

 

①岩場

(海岸際の岩場や、山の麓などの撮影などは特に取り扱い注意)

 

②石畳の道

(石の凹凸でドレスが引っかかります)

 

③海藻が多い波打ち際

(海藻がチュールに絡まると簡単には取れません)

 

個人のウエディングドレスでも持ち出しレンタルのウエディングドレスでも使用によって想定外の汚れや損傷が生じてしまう事で余分な費用を払わなくてはならない可能性もあると思います。時間に追われてドレスの取り扱いに注意を払えないまま撮影をしているとドレスクリーニングの技術だけでは解決できない思わぬ現象がドレスに生じている可能性が高くなりますのでご利用時の参考にして頂ければ幸いです。

 

特にシルク素材のドレスや裾周りにリバーレースなどを使用しているものに不溶性、水溶性系の汚れが浸透するとしみ抜きでも戻らない場合がありますのでドレスの素材の特性も把握しながらローケーションの選定をした方がよいかと思います。



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