2019-07-15
最近はスタジオ撮影や会場内撮影以外に「ロケーションフォト」という屋外の様々な場所へ移動して想いのままの写真を撮られる方々が多くなっています。新婚旅行の際にウエディングドレスを一緒に持って行き、現地のカメラマンと同行しながらのロケーションフォトツアーというスタイルも人気がある様です。
こうした屋外撮影は挙式や披露宴後の後撮りで使用であればその後の使用予定を気にせずに存分に使用してもよいかと思いますが、例えば海外挙式とロケーションフォトを予定していて帰国後に国内披露宴やパーティーを行う場合はドレスの取り扱いに注意が必要です。
そのウエディングドレスがポリエステル系の繊維であれば汚れなどの除去は使用に問題ないレベルまで大体は改善可能ですが、シルクベースのウエディングドレスは状態によってクリーニングとしみ抜きをしても改善しきれないケースがあります。シルクは基本的にポリエステル素材の様に水を使用したクリーニング方法が出来ない性質です(改善出来ない縮みやシワが生じる可能性がある為)。屋外でドレスに発生するシミは主に水性や不溶性(泥など)が想定されますので、シルクのウエディングドレスにこうしたものが浸透すると完全な除去が難しい可能性が生じます。
シルクにはナチュラルな艶や柔らかさがある反面、本来は使用環境を制限した方がいい素材なのですがそうした後のリスクを知らないままにシルクシフォンベースのウエディングドレスなどを購入して屋外の使用予定も入れられる方が多く感じます。ハワイなどでのロケーションは特に鉄分が多く含まれた火山の岩石質がベースですので、こうしたものが雨などでシルクのドレスに浸透するとまず完全な除去は出来なくなるとご理解下さい。
これからドレスを選ぶプレ花嫁様は、ご自分のウエディングドレスはどこの場面でメインとしてしっかり使用したいかを考えながらその流れにふさわしいドレス選びをされる事をお勧めします。
最近は本使用のドレスとロケーション用ドレスを別のものにされる方も増えてきました。
お気に入りのウエディングドレスがSNSや個人売買などを通じて新品以外のものを予算に合わせた購入が出来る様になってきましたのでドレスショップや結婚式場の提案のままに選ぶのではなく、ご自身で色々自由なウエディングを考えていくのも今のトレンドから考えると理にかなったワクワクなドレス選びになるかと思います。
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