ドレスクリーニングブログ

ウエディングドレスの保管をする時の注意(変色編)

2018-02-23

ウエディングドレスを購入してから保管する際に心配になる事のひとつに「変色のリスク」が挙げられます。

変色が起きる原因の主なものには

①部分的な汗やシミなどの成分に起因する部分的に変色するもの

②化学物質(酸性ガス的なもの)に触れ続ける事で広範囲に変色するもの

③照明などの紫外線に起因する変色

ホワイト系のウエディングドレスであれば薄茶色っぽくなったり黄色になり、カラードレスであればベースの色が退色していくなどが変色の代表的な変化です。

こうした変色のリスクを軽減するにはそれぞれに基本の予防法を把握しておけばほぼ大丈夫です。

上記それぞれの対処方法としましては

①はその部分に残留しているしみや成分をクリーニングによって事前に除去出来ていればリスクはほぼなくなります。

②は排気ガスなどが入りやすい場所での保管を避けたり、防虫剤を直接触れさせない様にするなどで同じくリスクはほぼなくなります。

③は照明の照らされ続けている場所や日光の当たる場所で保管をしない様にします。

③の照明についてですが、紫外線が発生する従来の蛍光灯や白熱灯などがそのリスクの元となります。対して、最近浸透し始めているLED照明は構造が従来の発光技術と異なる為紫外線がほとんど発生しません。LED照明であれば多少光が当たっていても紫外線による変色リスクはほとんどありませんので参考にしてみて下さい。

尚、生地についての変色のリスクは上記の対応などで回避出来ますが、スパンコールやビジューなどの装飾パーツについては使用している樹脂などや塗料(メッキ)などの経年による劣化が起因となりますのでこうしたパーツ類の変色はどうしても生じてしまうという点は予めご理解下さい。



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