ドレスクリーニングブログ

ドレスショップや結婚式場のドレスクリーニングの実態

2017-02-21

ウエディングドレスの販売店や結婚式場が「ドレスクリーニングも承ります」と謳っている所が結構ありますが、場所によってはクリーニング料金が2万~3万、真空パック付き(←そもそもこの表現を使ってサービス案内をしている時点で商品の本当の仕組みを分かっていません。)なら4万円前後の値段の所もあります。

 

じゃあそういった所の料金の設定基準は何でしょうか?

 

私達クリーニングを専門の生業としている者は料金の設定は技術やサービスに費やす時間を対価として反映させて頂いた上での料金設定をさせて頂いております。

 

対して、ドレスショップや式場がドレスクリーニングを承る時の料金基準はほとんどが「どれだけ利益を取れるか」を起点にして料金設定が決められていきます。

 

その価格設定を決める際にはかなり厳しい価格設定を下請けクリーニング会社に要求してきます。下請け会社はここで要求をのめば数の確保が出来るので、他社を排除する為にほとんどが言われるままに価格を合わせていきます。クリーニング会社はこうした不毛な争いの中で価格をどんどん下げる事で自社の首を絞めてしまっているのが現状です。

 

全国クラスの某有名結婚式場やドレスショップでは、こうして値下げをさせた下請け業者のドレスクリーニング料金の3~4倍の値段でお客様にご案内している所もあります。有名どころでなくても倍のせ近くは当たり前となっています。

 

数と流れ作業で進んでいく様な方式に案内されるままに価格設定に根拠がない高額なクリーニング料金を支払う位なら一度インターネットで色々検索して直接やりとり出来る専門会社に技術相応な料金を支払える様な会社にご相談される事をお勧めします。

 

そもそもクリーニングを取り扱うには様々な許可を得なければ本来お客様から依頼品を預かる事は出来ません。保健所の許可もなく衣装室にクリーニングの業務用機械を設置して違法に衣裳を洗っている所も実際は数多くあります。(そのうち厚生労働省を軸に地域の保健所などがその実態の改善に動き出すと思いますが・・)

 

様々なジャンルの異業種がブライダル業界に参入してきた事により以前ほどの閉鎖性や下請け会社への締め付けなどはかなり減ってきたとはいえ、まだまだ古い業界の体質や業態が残っています。

 

まず我々がやらなければならない事は、直接当社へご注文頂くお客様のウエディングドレスを誠実に対応していく事でお客様達にも正しいクリーニングの在り方を知って頂事で、そしてゆくゆくはそのココロが少しでもブライダル業界に伝わっていければと強く思う次第です。

 

 



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