2017-01-15
先日長期保存パックのみの依頼だけ可能でしょうかとお客様からお問い合わせがありました。
(もちろん長期保存パックのみのクリーニングも承っております。)
クリーニングは近所の取次店さんの方でやっていただいたそうなのですが裾の方にシミが少し残っていました。確かにお預かりしたドレスでもしみ抜きをしても除去出来ないものはありますが、そのお客様からお預かりしたウエディングドレスに残っていたシミは除去が出来ないものには見えません。
少し作業をしてみたところやはり除去が出来ました。ではなぜ取次店経由で依頼したドレスクリーニングではそうしたシミが除去出来なかったのでしょうか?
大手のチェーン店でも工場内には技術の高い方もいるとは思いますが、取次店経由のお品物はどうしてもスピードが重視されてしまいます。又、基本はそれぞれのお品物に付けられている洗濯取り扱い表示に準じた作業がベースとなる為、細かい情報に基づいた処理を技術を持った方まで到達せずに「このシミは除去出来ませんでした」という札が付いて戻ってしまうパターンが考えられます。
「デラックス」的なハイクラス設定の料金に出せばシミはほとんど除去出来るイメージがありますが、素材の風合いを重視したマイルドな洗浄という考え方がつまり「デラックス」という解釈なのでこうした点は一般衣料をクリーニングに出す際もポイントとして把握しているといいかもしれません。基本はドライクリーニングという洗浄方法となりますので、水溶性のシミはそれだけの工程ではほとんど除去は出来ません。
ウエディングドレスとなると一般取次クリーニング店では必然的に特殊品扱いやデラックス扱いとなる為に、汚れがひどいものや水溶性のシミが多く付いてしまっているものは深追いをしないで工程を終えてしまいがちです。
ファンデーションの汚れ位でそれほど汚れていない感じであればクリーニング会社によっては取次店経由でも仕上がりがいい場所もあります。
スピード、軽い汚れ、価格など、お客様が重要視されるポイントをドレスを確認しながらどういったクリーニングを選択するをご検討される事をお勧めします。
状況をお伺いした中でお客様が近所の取次店やクリーニング店に出しても問題ないかという相談でもお答えしますのでどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
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