2016-06-15
全国各地も梅雨入りし、ここ最近でお預かりするウエディングドレスも濡れた地面を歩いた為による裾の輪ジミなどが付いた状態のものをお預かりする機会が増えています。
幸い乾いた状態になってからお預かりしているものがほとんどなのでカビが発生したものはまだありませんが、過去には本人が気づかないままカビが発生した状態でウエディングドレスをお預かりした事は何回かあります。
ビーチ撮影も含め、ドレスが濡れてしまった場合はすぐにたたんで収納せずにしばらく吊るした状態で自然乾燥をさせてからドレスクリーニングに出して下さい。生乾きの状態で高温の場所に数日保管しているだけですぐにカビが発生してしまう事もあります。
又、濡れてはいないもののクリーニングをせずに湿度が高い部屋などで保管をしていると汚れの部分を栄養分にカビが発生してしまうリスクが非常に高くなります。カビとははっきり分からなくてもドレスカバーを広げるとカビの臭いが充満している場合もあります。
カビが発生してしまうと、カビの黒くなったり赤くなった部分は普通のクリーニングでは除去出来ません。特殊な処理で除去出来ない事もありませんが生地の変色や劣化、処理箇所が多すぎるなどの様々な-要素が多い為、基本的にカビが発生してしまったドレスは通常処理範囲内で改善出来るところまでのみとご理解頂きたく思います。
写真はシルクのドレスにカビが発生していたものです。カビが発生してから数年経過していた為か他の場所は既に侵食されて小さな穴が開いた状態になっていました。お客様にご説明の上、カビにつきましては最低限の処理は施しましたがやはりほとんど効果はありませんでした。
こうした状態になる前に、今回ご案内させて頂きました雨に濡れた場合のウエディングドレスの応急的な対応と保管前にはドレスクリーニングをするという事を是非お客様に意識を持って頂けるとうれしいです。
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