2015-11-02
先日、愛知県名古屋市内にあるドレスショップから、「シルク素材ウエディングドレスの裾に最初は付いていなかったシミが気付いていたら浮き出ていて、使用が数日以内にあるのでしみ抜きが出来ないか?」というご相談がありました。
裾の部分に薄い茶色っぽいシミが小指位の大きさですが確かにシミが浮き出ています。
ドレスショップや結婚式場の衣裳お手入れ室にもしみ抜きなどを行う事が出来る環境はありますが、そこで揃えている機材や薬品は必要最低限の基本セットがほとんどです。願わくば自社で対応したい所でしょうが除去できるシミのジャンルは限られています。
又、しみ抜きがある程度出来るクリーニング屋さんにはそれにもう少しだけ設備が加わっていますが、今回のシミはおそらくもう少し踏み込んだ領域の知識を持っていなければ除去は出来ないでしょう。
ウエディングドレスのクリーニングにはウエディングドレスの特性・しみ抜きを行う十分な設備・シミに対して的確にアプローチ出来る知識と経験がなければ専門レベルのクリーニング技術を披露する事は出来ません。
今回のシミは見た感じはワインや日本酒のシミがあとから浮き出てきた感じがしますが、どうもそうではない様でした。普通のレベルのシミ抜きではなぜか変化がないままだったのがその理由です。
素材がシルクなのでそれに対して違う方法でアプローチしてみた所きれいに除去出来ました。
(シミが広範囲や、ドレス全体が十分なメンテナンスがされていない場合はこの後にドレスクリーニングを行います。)
しかし、安易にシルクだと思い込んでもしも違う素材が混ざっていたりすると、この除去できた方法を施すと思わぬ生地への損傷が起きてしまう事がありますので注意が必要です。
何はともあれ、お客様に安心してご利用頂ける状態にした上で納品が出来ましたのでなによりでした。
他社でドレスクリーニングは行われていた様ですが、いつの間にかシミが浮き出ていました。ドレスがシルクなのでそれは止むを得ない事かもしれません。どんなドレスも水洗いすると謳っている会社が何社かありますが、本当にシルクのドレスでも水洗いをしているかは正直疑問です・・。 | 部分的なシミ抜きで輪ジミも残らずにきれいに除去出来ました。ご相談されたその日にドレスショップにお渡しする事が出来ました。 |
トップページ|ウエディングドレスクリーニングについて|ウエディングドレスの保存について|工程|料金|受付の流れ|運営者情報|よくある質問|リンク|ブログ
copyright(c)Dress Cleaning Shop. All rights reserved.