2015-10-23
岐阜県在住のお客様からのご相談で「スパンコールが茶色っぽく変色してしまったものはドレスクリーニングで元の透明に戻りますか?」という問い合わせがしばしばあります。
結論から申しますと、変色したスパンコールは材質自体が経年劣化によって茶色っぽく変わってしまったものであり、ドレスクリーニングを行っても元に戻す事が出来ません。元に戻すにはスパンコールを新しいものに取替えざるを得ません。
そして、このスパンコールなどの副資材についての経年劣化は真空パックや無酸素パックといった長期保存パック加工を施してもどうしても進行してしまいます。(普通の保管に比べれば進行が遅くなる可能性は高くなりますが。)
写真の画像は他社さんが無酸素パックを約7年前に施したものを今回新たにドレスクリーニング&長期保存パックで承ったウエディングドレスです。
おそらくスパンコールの元の色は透明に近いものだと思います。よく見ると濃い茶色っぽくなってしまったもの、やや薄い茶色のもの、そしてほとんど色が変わっていない元の状態のスパンコールが各所に見られます。この様に全てが一律変色していかずに、場所によって変色の度合いが変わっていくケースが大半です。
しかし、すべてのスパンコールがこうして変色していくのかというとそうでもなく、どうやらスパンコールの品質によって変色の進行の差がある様です。これについてはどのスパンコールが良くてどこが悪いかは製造元が基本的に分からないパーツの為分からないのが現状です。
ドレスの副資材に使われるプラスティックパーツにつきましてはどんなに保管に気を配っても多少の変色などが長い年月によって生じてしまう事があるという事をご理解頂ければと思います。
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