2014-10-02
合皮やストレッチ素材として使われることが一般的なポリウレタンですが、ウエディングドレスやタキシードにも時折部分的に使用されているものを見かけます。
ウエディングドレスのバックリボンがポリウレタンで出来ているもの、ビスチェのベース生地自体が合皮になっていたり、やタキシードのラペル部分が合皮のものなど、デザイン上のアクセントの一部として使われたりしています。
製造から年数が経過していないポリウレタン素材はクリーニングをしてもほぼ問題ありませんが、劣化が進んでいるものをクリーニングすると表面がボロボロになってしまいます。又、取り扱い表示が「ドライクリーニング」的な表記がされていても実は水を使ったウェットクリーニングの方が適している場合もあります。
買ったのは数か月前なのに劣化している場合の理由ですが、ポリウレタン繊維(生地)の製造が数年前であればその間に経時劣化している可能性があり、新品でもパーツの部分だけはストック期間の時間が加算されている場合には劣化現象が生じてしまう事がまれにあるのです。
ウェディングドレスをクリーニングの為にお預かりする時は、こうしたパーツが使われているかどうかも確認しながら最適なクリーニング方法を選択します。
又、検品の段階でポリウレタンパーツに劣化が進んでいるなと判断した場合には、応急処置的な対応ではありますが劣化改善剤を使用するなどの対処で生地がボロボロになるのを防ぐ様に努めます。
ドレスには様々な生地や装飾品(副資材)が一般衣料よりも多く使われている傾向があります。
ドレスクリーニングを取り扱う際には、一般クリーニングとは違う頭のチャンネルに切り替えて対応する事を常に心がけて一点一点に対して先入観を持たずに無の心境からそのどれすに相応しいクリーニング工程を組み上げるかが大切だと考えます。
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