2013-11-05
ジョイフルではウエディングドレスに関わるご相談であれば可能な限りの対応をさせて頂いております。先日は「ウエディングドレスを購入したんですが、挙式までしばらく期間があるのでそれまでの保管方法についてアドバイスが欲しい」という内容でした。
ウエディングドレスをドレスショップや結婚式場でレンタルするのではなく、個人で購入した場合は結婚式当日まで自分で保管する必要があります。
結婚式場や披露宴会場を持つホテルの多くは「持込みのウエディングドレスには手をかけない」という決まりがどうも存在している様で、結婚式前日か最大前々日からしか預かってくれないパターンが多い様です。又、使用前のしわや汚れがあっても自社の設備でお手入れをしません。自社のものでないものに手を加える事で当日の使用に万一の支障が生じるリスクを避ける為の様です。(これは表面上の理由で、実際の所は自社及び提携店で契約してもらう事で売り上げを確保したい方針がベースの為、持ち込みを極力しない様にする為の差別化が主たる理由です。)
※しかしこれだけドレスを購入するチャンネルが以前より幅広くなった今、自社の取り巻きの衣裳しか基本的に利用を認めないという方針は時代に合っていない感じはします。レンタル衣裳を何回も貸し回す事で大きな利幅が出る日本の貸衣装慣習に多くのブライダル企業が慣れてしまい、違う斬新なサービスや発想の転換でお客様にメリットのある整合性のある代金を頂く事を模索しなければ持ち込みを阻止する事にこだわるあまりに結局自社の評価を下げてしまう事になってしまうかと思います。
結婚式場は決まっているがウエディングドレスを持ち込みで利用されるの予定の方々はこの辺の慣習を把握した上でその会場や提携店以外で購入する事を検討する必要があると思います。
では、当日までどうやって自宅で保管するのがよいのでしょうか?
とりあえずは立体ハンガーで吊るした状態で日光の当たらない場所で保管をおすすめします。又、ドレスカバーのファスナーは半開きにして通気性をよくしておきます。防虫剤などは薬剤のガスなどで生地や副資材(スパンコールなど)に変色リスクが生じる可能性があるので短い期間であれば入れる必要はありません。ただし、スパンコールは基本的にいつかは自然に変色していくものとご理解下さい。
あとはウエディングドレスの素材によってそのまま使用可能状態な生地かどうかを裾回りを見ながら検討する必要が出てきます。サテン地の素材はそれほどしわが出てこないと思いますので使用数日前からカバーから出して裾を広げた状態で吊るしておけばいいと思いますが、生地が細かく折り目が付きやすいオーガンジー素材の場合は、しわが目立つ様であればプロにプレス仕上げのみを依頼する必要が出てくると思います。
購入時には念の為に近所(自分で持ち運びが出来る場所)で仕上げのみをしてくれるクリーニング会社があるかを調べる事をおすすめします。
式場が決まっている場合は先ほど書いた様に持ち込みに対する対応はかなり距離を持った対応をしてくるケースが多いと思いますが、とりあえずはプレス対応が可能かどうかを交渉する事をおすすめします。
結婚式場と利用契約してからの交渉では断られる可能性が高いと思いますので、ウエディングドレスは持ち込むと決めている方は結婚式場と契約する前に交渉しておいた方が、式場側も契約を成立させるために万一の場合の仕上げ対応をしてくれる可能性が高くなると思います。
(最近は提携店や自社のみの衣裳しか使えない様に持込みドレスを強く制限する所と、宴席でまとまった売上を取る為には持込みも止むを得ないという所の二極化がブライダル業界内ではっきりし始めています。)
因みにご利用前のドレスクリーニングにつきましては、当社は持込みと引き取りの出来る方には対応は一部可能とさせて頂いておりますが、箱に入れての発送などのやりとりの場合は仕上げの効果がなくなってしまう為、原則対応しておりませんので何卒ご了承下さい。
但し利用前クリーニングを宅配対応でご希望方でも、使用状況や予定をご確認させて頂いた上でお伝えしなければならない注意(搬送ジワのリスクなど)をご了承頂ければ可能な限り対応はさせて頂きます。
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